ねことメガネとアネモネと

古代史好きアウトドア好き旅行好きな女が書きたいことを書くブログです

古代史

北海道網走市にある「モヨロ貝塚館」でオホーツク文化にふれる

北海道旅行3日目。 友達にリクエストしていた博物館のひとつ、北海道網走市にある「モヨロ貝塚館」に連れて行ってもらった。 モヨロ貝塚館は、網走市立郷土博物館分館。 現在の建物であるモヨロ貝塚館は、2013年に改装された新しい博物館である。 モヨ…

国指定重要文化財に指定されている『焼町土器』を展示する「浅間縄文ミュージアム」

9月18日、長野県北佐久郡御代田町にある『浅間縄文ミュージアム』に行ってきた。 w2.avis.ne.jp 長野県北佐久郡御代田町は、軽井沢町に近い場所にある。 上信越自動車道の佐久I.C.でおりてから10分くらいで着く博物館である。 浅間縄文ミュージアムは、…

八ヶ岳周辺の遺跡から出土した縄文時代の中期の土器はホント芸術品

本棚からこちらの本を取り出して読んでいた。 信州の縄文時代が実はすごかったという本 作者:藤森英二 信濃毎日新聞社 Amazon 52ページにある『溢れ出す土器』というページがあるんだけど、そこに掲載されている「勝坂・井戸尻系土器」、藤内遺跡から出土…

【岡山旅行】倉敷美観地区にある「考古館」で特殊器台を見学(京橋朝市と神社巡り)

岡山旅行2日目。 ちょっと早起きをして「備前岡山京橋朝市」に行ってきた。 ちょうど第一日曜日のときに、岡山にいたのがラッキーだった。 備前岡山京橋朝市で朝コーヒーと朝ごはん 倉敷美観地区を散歩、考古館で特殊器台を見学 こちらが特殊器台であります…

ニュースを見て驚いた!蛇行剣と盾形銅鏡の発見

先日、ヤフーニュースを見て驚いた。 日本最大規模の円墳「富雄丸山古墳」から、2メートルにもおよぶ蛇行剣と、盾形銅鏡が発見されたのだ。 盾形銅鏡なんて、見たことあります?? 銅鏡といえば、丸い形をしたものしか見たことがなかったのだけど、今回発見…

東京国立博物館に展示されている重要文化財『埴輪・腰かける巫女』

東京国立博物館の常設展示に行って、埴輪を見てきた。 東京国立博物館に展示されている埴輪は、人物埴輪、形象埴輪、動物埴輪など、いろいろな種類の埴輪が展示されている。 その中に、重要文化財『埴輪・腰をかける巫女』という埴輪がある。 埴輪の歴史をち…

ここにあった!江田船山古墳の「金銅製飾履(模造)」

東京国立博物館の常設展示を見学していたら、そういうえば、ここにあったんだ!と感動し、小走りにその感動した展示物を見てきた。 それは、江田船山古墳から出土した金銅製飾履である。 先日、かみつけの里博物館に展示されている金銅製飾履の記事を書いた…

東京国立博物館に展示されている、重要文化財「埴輪・盛装女子」

東京国立博物館の常設展の「日本の考古」では現在、重要文化財の「埴輪・盛装女子」が展示されている。 埴輪・盛装女子は、群馬県伊勢崎市豊城町横塚出土、古墳時代6世紀ごろの埴輪。 女性の埴輪は、たいてい半身像が多いのだが、この埴輪は珍しく全身像な…

下芝谷ツ古墳から出土した「金銅製飾履」

10月に、奈良県にある「橿原考古学研究所附属博物館」に展示されている、藤ノ木古墳の出土品を見学してきた。 藤ノ木古墳は、法隆寺の近く、斑鳩町にある円墳で、未盗掘の古墳。 赤く塗られた石棺からは、たくさんの副葬品が出土したことでも有名である。 …

古墳ってどのようにして造られるのか?保渡田古墳群「八幡塚古墳」の模型を見学

先日、群馬県高崎市にある「かみつけの里博物館」に行ってきた。 かみつけの里博物館のとなりには、5世紀から6世紀ごろに造られた古墳「保渡田古墳群」がある。 群馬県は、いまではグンマーなんて言われて、面白がられるというか、未開の地みたいに、いろ…

私が行ってきた博物館などのまとめ(随時更新)

私が、これまで行ってきた博物館をご紹介したいと思います。 もし、古代史などに興味があれば、ぜひ!博物館を訪れてください。 北海道 新潟県 群馬県 山梨県 茨城県 東京都 千葉県 埼玉県 長野県 静岡県 奈良県 北海道 ◇札幌市埋蔵文化財センター 中央図書…

古代史を手軽に知ることができる(と思う)おすすめ本を紹介(随時更新)

私が古代史にハマり、それを勉強、または知りたい、読んでみたいなと思って、購入してきた本を紹介したいと思います。 どれも、難しくなく、挿絵多めだったり、カラーだったりする本もあるので、どれも読みやすいと思います。 まだまだ、本を買って読んだり…

日本考古学の原点・茨城県美浦村にある国指定史跡「陸平貝塚」

茨城県美浦村にある国指定史跡「陸平貝塚」に行ってきた。 陸平と書いて「おかだいら」。 土偶を読むだったかな?どこかで陸平貝塚のことを読んだとき、陸平貝塚は「日本考古学の原点」と言われている貝塚だと知り、これは行かねば!と思って、家から1時間…

特別史跡「高松塚古墳」の飛鳥美人

奈良県明日香村にある有名な古墳のひとつ「高松塚古墳」がある。 高松塚古墳が、有名な理由のひとつに、石室の壁画があげられると思う。 高松塚古墳の石室の壁画には「飛鳥美人」と言われる女子群像、男子群像、石室の天井には、星宿図、玄武、白虎、青龍、…

国立歴史民俗博物館の土器展示は、見やすくて、わかりやすくて、面白い。

まだまだ国立歴史民俗博物館の常設展「先史・古代」の話です。 縄文時代の人のマネキン、土偶ときたら、そりゃあ「土器」に決まってんだろう~みたいな。 この土器展示に、私は、とても感動した。 「わかりやすい!!全国の有名な土器を並べたこの展示、わか…

飛鳥資料館で誰もいない展示室で見学する「山田寺・東回廊」

山田寺(やまだでら)って、ご存じでしょうか? 山田寺って、どこにでもありそうな名前だけど、すごいお寺なんです(ありきたり紹介) 奈良の明日香村にある「飛鳥資料館」に行った。 www.nabunken.go.jp 飛鳥資料館の奥にひっそりと展示されている山田寺の…

国立歴史民俗博物館にもいた!かわいい山形土偶(椎塚土偶)

「土偶を読む」という本の中で紹介されていた「山形土偶」の話を、ここのブログで書いた。 azu-simple-diary.xyz 国立歴史民俗博物館の常設展「先史・古代」を見学していたとき・・・いた!! いたのだ!!山形土偶が!! 国立歴史民俗博物館で展示されてい…

国立歴史民俗博物館・リニューアルされた「先史・古代」の展示がおもしろい

水曜日、日曜日出勤の代休日として休みだった。 会社の人から「いま歴博(国立歴史民俗博物館)で、加耶展やっているよ」という情報をいただいたので、フラッと歴博へ遊びに行った。 加耶展は、ものすんごく良かったのだけど、展示リニューアルをされた「先…

国立歴史民俗博物館で開催されている「加耶展」で、念願の耳飾りを見ました

いきなり、マニアックなタイトルだけど、本当にその通りなので書きました。 「加耶展」は、千葉県佐倉市にある「国立歴史民俗博物館」で開催されている。 一般1000円(私はJAF会員割引で800円で見学できました)。 企画展と常設展、両方見学できる。 …

銅鐸って大きいだけじゃなかった!?ミニチュア銅鐸はかわいいよ

奈良県にある「橿原考古学研究所附属博物館」に行ってきた。 そこで、メスリ山古墳の円筒埴輪や、藤ノ木古墳の出土品などを見学していたのだけど、面白い展示品もあった。 銅鐸と聞くと、弥生時代のものと思い浮かべる人も多いのでは? 銅鐸は、簡単にいうと…

最大級の円筒埴輪を見学「メスリ山古墳の円筒埴輪」

2泊3日の旅行で、奈良に来ている。 その旅行の目的のひとつ「メスリ山古墳の円筒埴輪を見る」というのがある。 見てきた!!円筒埴輪!! めちゃくちゃデカい!!本当に、こんなの古墳にあったのかよ!っていうくらい大きい。 少し言葉が悪いようですが、…

縄文土器と弥生土器の違い、それは壺?

東京都埋蔵文化財センターの土器を見学していたとき。 縄文時代の土器だけではなく、弥生時代の土器、そして、古墳時代の土師器と須恵器、そして、奈良時代、平安時代と、旧石器時代から続く時代の流れを読み取れる展示構成なのだけれども、そこで、ちょっと…

発掘された日本列島2022「おらあとうの井戸尻遺跡群」の土器が面白い

8月の北海道旅行のとき、だて歴史文化ミュージアムで、文化庁が主催する「発掘された日本列島2022」展が開催されていたので、友達に頼み行ってきた。 www.bunka.go.jp そこには、長野県諏訪郡富士見町にある「井戸尻考古館」に展示されている土器、数十…

東京都埋蔵文化財センターで、多摩丘陵の縄文の風を感じる

多摩センター駅と聞いて、何を思う浮かべますでしょうか? 「サンリオピューロランド」でしょうか? 舞浜と聞いて、東京ディズニーランドを思い出すのと一緒ですな。 こんな前置きは置いといて。 多摩センター駅は、京王線と小田急線、そして、多摩モノレー…

縄文時代の大発明?それは土器??

縄文時代の大発明というと、大げさだけど、土器の登場により、人々の生活は、グッと便利なものになった。 土器って、どこの誰が発明したのか、いまはもう確かめようがないけど、そのナゾが面白いですよね。 縄文時代と言われている土器は、はじめっから縄目…

椎塚土偶(山形土偶)は、ハマグリだった(土偶を読むを読んで)

いまだに「土偶を読む」を読んでいるのだけど、ハート型土偶に続いて、私は、山形土偶の第3章に、衝撃を受けた(ど素人の素人がなにを言う) この本、本当に面白いのでおすすめです。 土偶を読む――130年間解かれなかった縄文神話の謎 作者:竹倉 史人 晶文社…

ハート型土偶とオニグルミ

この「土偶を読む」という本、すごいと思った。 「その発想はなかった」という気持ちで、電車の中で読んでいる。 土偶を読む――130年間解かれなかった縄文神話の謎 作者:竹倉 史人 晶文社 Amazon まだ「ハート型土偶」のところなのだけど、ハート型土偶とオニ…

いせきへ行こう「井戸尻の土器は面白い」

夕ご飯を食べながら、こちらの動画を観ていた。 縄文時代中期、八ヶ岳の麓では、縄文文化が花開いていた。 先日、井戸尻考古館に行ってきたとき、さまざまな形や、不思議な文様が描かれた土器たちを見て、ついに長野の核心に来たんだな(言い過ぎ)と思った…

縄文土器と弥生土器と土師器と須恵器

松本市立考古博物館に行ったときの写真を見ていた。 松本市立考古博物館には、縄文時代の土器や土偶、弥生時代の土器や石斧など、そして、古墳時代、平安時代へと続く、それぞれの時代の展示がある。 縄文時代の土器 縄文時代の土器 弥生時代の土器 弥生時代…

栗やドングリを見ては、縄文時代を連想する、縄文脳

NHKだったと思うけど、先日、埼玉県日高市の特産品「栗」について放送していた。 観ていると、とっても大きな栗の実。 私は、こんな大きな実の栗を食べてみたいな、と思ったのと同時に、縄文時代の栗って、まあこんな大きくなかっただろうなあ、と思った。 …