水曜日、日曜日出勤の代休日として休みだった。
会社の人から「いま歴博(国立歴史民俗博物館)で、加耶展やっているよ」という情報をいただいたので、フラッと歴博へ遊びに行った。
加耶展は、ものすんごく良かったのだけど、展示リニューアルをされた「先史・古代」の歴博常設展も見学してきた。
リニューアル前の歴博の常設展は、うっすらと記憶にある程度だけど、リニューアル後の歴博の常設展は、ものすんごく展示品が見やすくてわかりやすい!!と、この言葉しかでない、というくらい、私的には、とても良かったと思った。
最初のほうでお会いする「マネキン」がとてもリアル!
博物館にいらっしゃる人形って、マネキンって言っていいんでしょうかね?
いや、本当にリアルで、マネキンの制作過程が紹介されている動画もあって、縄文時代の人がどういう風に、道具を使って生活をしていたかが、よくわかる。
この人形の顔。
最初、この部屋に入ったとき、目の前に現れた人形が、かなりリアルだったから、心臓が口から出るくらい驚いた(私、蝋人形とか苦手な人間)
でも、この人形が行っている動作みたいなのを見ていくと、縄文時代の人が、どういう風に狩りの道具や、狩りで仕留めた動物の皮を加工してくのかなど、とってもわかりやすく表現されている、と思う。
お父さんと息子さんだと思うマネキン。
お父さんは、石鎚で黒曜石を割り、石器みたいなのを作っていると思われる。
縄文時代の人たちの一生みたいなものが、歴博に展示されている。
子供は、早いうちからこういう道具に慣れ親しみ、きっとそういう場面なのではないかと思う。
しかし、リアルですよねー!この縄文時代の人のマネキン(夜怖くて歩けないよ)
縄文時代の人が使っていた道具は、どのようにして使用されていたのか、とわかる展示がある。
それも、かわいい人形を使って展示していあるのだけど、その後ろに、リアルなおじさんが石のナイフを持って、リアルな鹿をさばいている展示があって、私にはかなり刺激が強すぎた。
「無理ーーー!!鹿ちゃんかわいそう・・・」と、目を逸らしてしまった。
隣に行くと、孫とおばあちゃんかな?と思わせるマネキンがいる。
いろいろな蒸し料理を作っていたことでしょう。
いやね、本当に、縄文時代の人って、いまに負けず、グルメな食生活だったと思います。
リアルマネキンから、ちょっと歩いたところに、集落まではいかないけど、ひと世帯くらいの人たちの生活の様子が、人形で表現されている。
私が撮ったこれらの写真は、宮崎県の「王子山遺跡」を再現した集落模型で、王子山遺跡には、燻製施設のような、煙道付き炉穴が発見されたようである。
燻製にすると、食べ物が長期保存できるようになるから、すごいですね、縄文時代の人たちは。
見ているだけで、なんだか楽しい気分になる、そんな人形たち。
でも、リアルマネキンや、この集落模型もだけど、縄文時代の人たちの暮らしが、とてもよくわかる展示だと思う。
王子山遺跡の人形たちなんか、可愛くて、親しみが持てるから、ついついジーっと、人形たちの行動に見入ってしまうよな、と思うのは私だけだろうか・・・
しかし、本当に、歴博の展示は、わかりやすくなったなあと、素人なりに思いました。