縄文時代の大発明というと、大げさだけど、土器の登場により、人々の生活は、グッと便利なものになった。
土器って、どこの誰が発明したのか、いまはもう確かめようがないけど、そのナゾが面白いですよね。
縄文時代と言われている土器は、はじめっから縄目の文様があったわけではなく、何も装飾がない、ただの素焼きされた無文土器だった。
縄文時代と言われている由来は、大森貝塚を発掘した「エドワード・モース」が、出土した土器に、縄目の文様がつけられているところから、縄文時代という名前の時代区分ができた。
そして、縄文時代は約1万5千年ほど続いた時代。
長く続いた縄文時代は、草創期、早期、前期、中期、後期、晩期とさらに区別される。
(前葉などは、とりあえず置いといて)
旧石器時代は、主に狩猟と採取をしつつ、場所を移動するという、定住化はまだしておらず、そして、縄文時代という時代から定住を可能にしたのであったのだが、その定住化を実現できた主な理由にあげられるひとつに、土器の発明(使用)があった。
土器を使用することにより、火を使った煮炊きができるようになり、木の実にあるアクなどを取り除く技術?みたいなのも、土器のおかげで可能になった。
日本で、いちばん古いとされている土器は、青森県にある遺跡「大平山元遺跡(おおだいやまもといせき)」の無文土器といわれている。
日本でというよりは、北東アジア最古級の土器といわれている。
>>大平山元遺跡 – 【公式】世界遺産 北海道・北東北の縄文遺跡群
土器を地面に普通に立てようとすると、このような底じゃ、絶対に立つわけないから、地中に埋められて使用されていたか、竪穴住居の中で、天井から下げたヒモを土器にくくりつけて、その下の炉に火を焚いて使用していたようである。
土器ってすごいですね。