ねことメガネとアネモネと

古代史好きアウトドア好き旅行好きな女が書きたいことを書くブログです

東葉高速鉄道『東海神駅』から徒歩13分ほどの場所にある『飛ノ台史跡公園博物館』に行く(その3・船橋市にある遺跡の展示)

飛ノ台史跡公園博物館へ行ったときの話の続きです。

azu-simple-diary.xyz

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今回、飛ノ台史跡公園博物館へ行ったときは、1階は企画展、2階は飛ノ台貝塚についての展示、3階は、船橋市にある遺跡から出土したものを中心に展示されていた。

3階もなかなか見ごたえのあるものばかりで、飛ノ台史跡公園博物館には、1時間半ちょい滞在してしまった。

ちなみに、飛ノ台史跡公園博物館の3階は、さきほど書いた「船橋市にある遺跡から出土したものの展示」と、図書コーナーみたいな場所があった。

>>常設展|船橋市公式ホームページ

 

 

飛ノ台史跡公園博物館の3階の展示

案の定、土器の写真が多めです。

3階入り口に展示されていた「小室上台遺跡のバイオリン形土偶」

3階の展示室に入ってすぐ、この土偶が目に入ってくるんだけど、これを目にしたとき、北海道にあるモヨロ貝塚に展示されていた女性の上半身の牙製の女性象を思い出した。

小室上台遺跡のバイオリン形土偶

めちゃくちゃ小さい

親指くらいの大きさだったかな?もうちょっと小さかったかな。

とにかく小さくて、よく見つけたなコレみたいな気持ちと、滋賀県・相谷熊原遺跡から出土した土偶「相谷熊原土偶」を思い出した。

jomondoki.com

こちらの土偶も、1万1000年前と記載されているから、なかなか最古級な感じの土偶だと思ったし、パンフに書いてあるバイオリン形というよりは、どう見ても女性の上半身にしか見えない。

 

船橋で発見された土器

船橋で発見された最大の土器

1メートルはあるかな?大きい深鉢形土器です

深鉢形土器(加曽利EⅠ式土器)

良いデザインの深鉢形土器(加曽利E式土器)

展示されている土器の形がどれも良すぎて、ここだけでもお腹いっぱいになりそうな感じです。

深鉢形土器たち

みな深鉢形土器だけど、下の部分が欠けているところが残念すぎる。

斬新な円(加曽利EⅠ式土器)

無限マークのような感じの文様(加曽利EⅠ式土器)

把手かどうかわからないけど凄すぎ

見てて飽きないですね(加曽利EⅠ式土器)

縄文時代前期の特徴的な土器

注ぎ口のついた土器(関山Ⅰ式土器)

浅鉢形土器(諸磯式土器)

フォルムが素晴らしい(形が素晴らしいと言っているだけ)

感動した土器はついつい写真を多めに撮ります

加曽利EⅠ式土器かな??(説明文が見当たらず・・)

勝坂式土器

文様のつけ方に意味があるんだろうけど・・・

阿玉台式土器です

ここでも見られるとは!曽利式土器

この形に見覚えがあったような気がしました

加曽利B式土器

粗い縄文の上に「◇」や向かい合う「U」字状の文様が描かれている

称名寺式土器(しょうみょうじしきどき)

まだ知らない様式が出てきました。

加曽利EⅢ式土器と加曽利E式土器

加曽利E式土器は最初のほうが好きだなあ

加曽利EⅠ式土器

いや~良いフォルム

口縁部の文様も良いです

こちらも加曽利EⅠ式土器

 

口縁部が良い

阿玉台式土器

阿玉台式土器は、粘土に雲母が混ぜられているのが特徴で、キラキラするかなあ~なんて、ひとり土器をジロジロ見ていました笑。

勝坂式土器

デザイン凄すぎ

勝坂式土器と馬高式土器が私の中でナンバーワンだわ

阿玉台Ⅰ式土器

なんですかね、この口縁部の装飾

またキラキラしてないかなあ、なんて見ていました

勝坂/阿玉台式土器

じーっと見ていると、ちょっと気持ち悪く見えてくる(失礼すぎ)

虫のような生き物にも見えなくもない

飛ノ台史跡公園博物館でいちばん見たかった土器がこちら

飛ノ台史跡公園博物館で展示されている土器で、いちばん見たかった土器です。

井戸尻考古館で見た土器や、山梨県立考古博物館で見た土器、それらに通じる土器だなあと、ネットで見ながら思っていたのですが、やはりここ船橋の大地でも、八ヶ岳周辺の縄文人の方たちと交流があった証拠、ということで紹介されていました。

写真が暗くて見えずらいですが・・・(勝坂Ⅲ式土器)

真ん中にあるもの、どのように見えますかね?

別の角度から

もうちょい正面ドアップ

生き物に見えるような、なんとも不思議な文様ですよね。

展示されている後ろ側

こちらも何に見えますかね?

長野で感動していた気持ちがよみがえりました。

ここ千葉の地で、このような土器が目の前で見られるだなんて・・・感動!

しかし、凄いですよね!縄文人の人たちの交流が。

 

土器以外の展示

土器以外の展示で、気になった展示を撮ってきた。

孔がポコポコあいた石皿

こちらもポコポコ孔があいている

土偶たちと獣面把手

マスコットキャラクターになっている人面把手

海を渡ってきた黒曜石

黒曜石

飾り

釣針とヤス

貝輪入り蓋付き土器というのを見てビックリ。

博物館にたくさん行っているわけじゃないけど、この貝輪入り蓋付き土器というのは初めて見た。

貝輪とは、貝を輪のように加工して、腕に身に付ける装飾品。

土器に蓋を付けるほど、とっても大事にしていた証拠かなとも思う。

貝輪入り蓋付き土器

最後に、縄文時代のイッヌ。

どの時代でも犬はかわいい

縄文時代、犬は大事な家族でした

飛ノ台史跡公園博物館の3階の展示室では、さまざまな土器の展示、非常に珍しい貝輪入り蓋付き土器など、見応えありありな展示が多かったです。

博物館を出て、外の展示を見て、家路についた。

飛ノ台遺跡

発掘されていた状況がそのまま展示されている

炉穴と謎めいた男女の死

風が寒いです・・・

飛ノ台史跡公園博物館、写真を撮るのに許可が必要だけど、見ごたえありな展示が多い博物館でした。

おすすめです!(^^)

次は新潟県に行って火焔土器を堪能してきます。