飛ノ台史跡公園博物館へ行ったときの話の続きです。
今回、飛ノ台史跡公園博物館へ行ったときは、1階は企画展、2階は飛ノ台貝塚についての展示、3階は、船橋市にある遺跡から出土したものを中心に展示されていた。
3階もなかなか見ごたえのあるものばかりで、飛ノ台史跡公園博物館には、1時間半ちょい滞在してしまった。
ちなみに、飛ノ台史跡公園博物館の3階は、さきほど書いた「船橋市にある遺跡から出土したものの展示」と、図書コーナーみたいな場所があった。
飛ノ台史跡公園博物館の3階の展示
案の定、土器の写真が多めです。
3階入り口に展示されていた「小室上台遺跡のバイオリン形土偶」
3階の展示室に入ってすぐ、この土偶が目に入ってくるんだけど、これを目にしたとき、北海道にあるモヨロ貝塚に展示されていた女性の上半身の牙製の女性象を思い出した。
親指くらいの大きさだったかな?もうちょっと小さかったかな。
とにかく小さくて、よく見つけたなコレみたいな気持ちと、滋賀県・相谷熊原遺跡から出土した土偶「相谷熊原土偶」を思い出した。
こちらの土偶も、1万1000年前と記載されているから、なかなか最古級な感じの土偶だと思ったし、パンフに書いてあるバイオリン形というよりは、どう見ても女性の上半身にしか見えない。
船橋で発見された土器
展示されている土器の形がどれも良すぎて、ここだけでもお腹いっぱいになりそうな感じです。
みな深鉢形土器だけど、下の部分が欠けているところが残念すぎる。
まだ知らない様式が出てきました。
阿玉台式土器は、粘土に雲母が混ぜられているのが特徴で、キラキラするかなあ~なんて、ひとり土器をジロジロ見ていました笑。
飛ノ台史跡公園博物館でいちばん見たかった土器がこちら
飛ノ台史跡公園博物館で展示されている土器で、いちばん見たかった土器です。
井戸尻考古館で見た土器や、山梨県立考古博物館で見た土器、それらに通じる土器だなあと、ネットで見ながら思っていたのですが、やはりここ船橋の大地でも、八ヶ岳周辺の縄文人の方たちと交流があった証拠、ということで紹介されていました。
生き物に見えるような、なんとも不思議な文様ですよね。
長野で感動していた気持ちがよみがえりました。
ここ千葉の地で、このような土器が目の前で見られるだなんて・・・感動!
しかし、凄いですよね!縄文人の人たちの交流が。
土器以外の展示
土器以外の展示で、気になった展示を撮ってきた。
貝輪入り蓋付き土器というのを見てビックリ。
博物館にたくさん行っているわけじゃないけど、この貝輪入り蓋付き土器というのは初めて見た。
貝輪とは、貝を輪のように加工して、腕に身に付ける装飾品。
土器に蓋を付けるほど、とっても大事にしていた証拠かなとも思う。
最後に、縄文時代のイッヌ。
飛ノ台史跡公園博物館の3階の展示室では、さまざまな土器の展示、非常に珍しい貝輪入り蓋付き土器など、見応えありありな展示が多かったです。
博物館を出て、外の展示を見て、家路についた。
飛ノ台史跡公園博物館、写真を撮るのに許可が必要だけど、見ごたえありな展示が多い博物館でした。
おすすめです!(^^)
次は新潟県に行って火焔土器を堪能してきます。