ねことメガネとアネモネと

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東葉高速鉄道『東海神駅』から徒歩13分ほどの場所にある『飛ノ台史跡公園博物館』に行く(その1・企画展)

千葉県にはたくさんの縄文時代の遺跡がありますが、千葉県船橋市にある『飛ノ台史跡公園博物館』もそのひとつであります。

ちなみに、飛ノ台史跡公園博物館の通称は「とびはく」。

加曾利貝塚博物館で、加曽利E式土器を見学したあと、ネットで加曽利E式土器について、あれこれ見ていたら、素敵な土器がズラリと並んでいる写真を見つけ、それが飛ノ台史跡公園博物館だと知り、家から近いじゃん!と、あれやこれやと良いところを見つけ、これは行くっきゃない!と、今日の午後、東葉高速鉄道に乗って、東海神駅へと降り立ったのです。

「通勤でよく通る駅だけど、東海神駅で下車したの初めてだなあ」

と、ちょっとしたワクワク感。

東葉高速鉄道の東海神駅のホームは地下で、駅前はどんな場所なんだろうと、ドキドキでエスカレーターに乗った。

とここで言ってしまうが、東海神駅の周辺はなにもなく、交通量が多い道路ばかりだった。

 

 

東葉高速鉄道『東海神駅』から飛ノ台史跡公園博物館を目指して歩く

先ほど書いたとおり、駅前には何もない。

交通量が多い場所というのと、人通りや自転車が多くて、車を運転したくない場所だなと強く思った。

東葉高速鉄道『東海神』T4出口から地上へと出る

東葉高速鉄道『東海神駅』

Googleマップをたよりに、飛ノ台史跡公園博物館を目指して歩いた。

とにかく交通量が多いし、歩道はかなり狭かったりする場所もあるから、注意して博物館を目指したい。

飛ノ台史跡公園博物館の最寄り駅はもうひとつ、東武アーバンパークラインの駅『新船橋駅』がある。

こちらのほうが、東海神駅より近いので、東武アーバンパークラインを利用できる方は、断然そちらの駅のほうが良いです。

東葉高速鉄道・東海神駅から徒歩13分ほど歩くと(右手に大きいイオンを見ながら)、飛ノ台史跡公園博物館と書かれた看板が見えてくる。

見えてくる「飛ノ台史跡公園博物館」の看板

今日は、天気は良かったけど、風が強くて冬特有の?乾燥がひどかったな。

特徴のある標識

この特徴のある標識、何に見えますかね?

そうです!笑、縄文土器の形をした標識なんです!

飛ノ台史跡公園博物館の建物も、縄文土器の形をした建物なのです。

特徴のある建物、面白いです

飛ノ台史跡公園博物館の入り口

飛ノ台史跡公園博物館の入館料は、写真にある通り大人110円です。

「こんなに安くて、とてもよい縄文土器が見られるだなんて・・・!!」

さきたま古墳群のところにある博物館、埼玉県立さきたま史跡の博物館で受けた衝撃とほぼほぼ同じ感覚をあじわいました。

さきたま史跡の博物館では、確か入館料300円だったはず。

300円払うだけで、国宝の金錯銘鉄剣が見れてしまうんだから、こんなに安くて良いのか!?と驚いたのを思い出します。

そんなことは置いといて、さっそく館内に入りましょう。

 

1階で開催されている企画展『縄文と弥生』を見学

受付で入館料を支払い、写真を撮る方は、許可を取らないといけないので、ちょっとした書類に、氏名と電話番号、あと写真の利用目的?みたいなのにチェックを入れました。

飛ノ台貝塚の展示は2階、3階は、船橋市の遺跡を中心とした展示だった。

自分のお目当ては3階だったのだけど、1階から順番に見学していきました。

規模は大きくはないけど、なかなか見ごたえがある博物館で、1時間半以上滞在してしまった。

まず、1階の企画展を見学していたら、なんか・・・弥生時代の土器に目覚めそうになった。

目覚めそうというか、目覚めたかもしれん、みたいな感想。

自分の中で、弥生時代の土器なんかどれも一緒でしょ?みたいな、ど素人がなに言ってんねん、アホか!みたいにツッコまれてもおかしくないことを思っていたけど、こちらの企画展を見学して、その気持ちが吹っ飛んだ。

 

展示している土器を見学していたら、まだ自分の知らない土器の様式名が出てきて、Google検索してみたりして見学していた。

ここに記載されている『安行式』や『姥山式』などなど、まだまだいろいろな土器の様式があるのだと勉強になった。

土器の編年概要

船橋市にある縄文時代と弥生時代の主な遺跡

船橋の縄文時代晩期

iPhoneとケースのライトの相性が悪いらしく画像の色が変です

縄文時代の晩期、ガクッと数が減りますね

縄文時代の土器

飛ノ台史跡公園博物館だけでも、200枚ちかく写真を撮っていたみたいで、かなり長いブログになってしまうと思います(記事わけようかな)

左側の土器の形に興味ありあり

姥山式土器のようです

Google検索で、姥山式土器と検索すると、姥山式土器は千葉県にある『山武姥山貝塚』から出土した資料をもとに鈴木さんという方が提唱した、ようだ(あとでPDFをよく読みます)。

こちらは安行式土器

こちらは勝坂式土器

文様がいいですね

勝坂式土器

加曽利E式土器、クルクル渦巻が良いです

クルクルドアップ

加曽利E式土器など

 

安行3a~b式土器

安行式土器も、a、bなど分類されている。

よく見るとハート型?

なかなか面白い土器だったなあ

姥山Ⅱ式土器

これまた面白い形をした土器です

ちょこんとついているものは何でしょうか・・・

安行式土器

右側に、土器の底が四角い土器が展示されていた。

「底が四角い土器だなんて、本でしか見たことなかったかも?」と、興味深々にジロジロと見ていた。

底が四角そうに見える

四角ですね

土器片(安行式土器)

 

新たに出てきた『池上式』

後ろもなかなかな文様

弥生時代の土器

弥生時代の土器がなかなか面白かった。

自分の知っている土器の形とはひと味違ったものが多く、弥生時代の土器にも興味が出てきていた。

弥生土器を楽しむ

弥生時代の土器たち

ミニチュア土器

かわいいミニチュア土器

横から見てみる

この土器は面白かった。

服のボタンのような形をした丸いものが点々とつけられていていた。

ボタンのような丸いものがついている

後ろ側?にもついている

弥生時代の土器といえば!のギザギザ文様。

弥生時代の土器といえば

ギザギザの文様

意外と弥生時代の土器にも面白い文様があるんだなあと(失礼すぎ)思い、じっくり弥生時代の土器を見学していた。

細かい線がつけられた土器

よく見てみると・・・

有角石器と書かれた石器の形がすごすぎる・・・

取掛西貝塚の弥生時代

取掛西貝塚とは、船橋市初の国の史跡で、飯山満町1丁目から米ケ崎町の台地に位置する、約1万年前の縄文時代早期前半の貝塚と集落跡。

取掛西貝塚は、文化庁が主催する「発掘された日本列島」で紹介されていた遺跡だったと思う(私はそこで取掛西貝塚を知った)。

取掛西貝塚の弥生時代の土器

取掛西貝塚の弥生時代の土器

取掛西貝塚の資料は、3階にも展示があった。

 

まだまだ知らない縄文時代の土器洋式をしり、弥生時代の土器に目覚めてしまうとは、飛ノ台史跡公園博物館に来て良かったと思う。

では、2階に行きます。