3年ぶりに山梨県甲府市にある「山梨県立考古博物館」に行ってきた。
ここ山梨県立考古博物館にある諸磯式土器を見に行きたいと思い、途中、釈迦堂遺跡博物館によって水煙文土器も見てという、博物館巡りの旅に出た。
中央自動車道「甲府南I.C.」から1分ほどで着く、山梨県立考古博物館。
山梨県を含め、長野県あたりから東京都の西の方あたりは、縄文時代中期、とっても栄えていた場所。
この地域から出ている縄文時代中期の土器は、どれも芸術性が高いものばかりで、国の重要文化財になっているものも多く、どれも見ごたえありのものばかり。
博物館のとなりには、前方後円墳と円墳がある公園もあるから、博物館を見学したあと、古墳を見ながら散策もできる。
しかも、古墳の上に上がれることができて、古墳の上からは八ヶ岳などが見える。
駐車場も大きく、隣にはキレイなトイレもある。
おおまかだけど、山梨県立考古博物館の展示をご紹介していこうと思う。
常設展示は、大人220円。
常設展示だけでも、かなりお腹いっぱい、満足して見学することができる。
展示の流れは、旧石器時代から縄文時代、弥生時代、古墳時代と展示が続いている。
竪穴住居を見ていたら、ひっそりと土偶が飾られているのに感動した。
山梨県立考古博物館には、あの有名な土器『出産土器』が展示されている。
縄文時代後期になると現れる『急須のような土器』も展示されている。
埋葬に使われた土器が展示されているところに、水煙文土器が真ん中に置かれている。
水煙文土器で見事な土器は、やはり中央自動車道のパーキングエリアから行ける『釈迦堂遺跡博物館』に展示されている水煙文土器がおすすめ。
有孔鍔付土器は、お酒造りに使われていたとか、太鼓みたいに使われていたとか、いろいろな説がある?土器である。
山梨県立考古博物館にも、ユニークな土偶が多く展示されている。
特に、左上にある土偶は、国宝にもなっている『仮面の女神』の土偶に似ている。
同じようなフォルムの土偶に出会うことは、縄文時代のネットワークが出来上がっていた証拠?というか、マネしたくなる土偶や土器などがあるということを物語っている。
私も、縄文のビーナスを見たら、ちょっと自分でも作ってみよっかな~みたいに思うもん(当時の人はこんな軽い気持ちではないと思うけど)
井戸尻考古館にありそうな土器。
どういう文様に見えますかね?
動物のような文様に見えなくもない。
諸磯式土器のガラスケース展示の場所にあった土器。
すごくないですかね?この土器の文様、そいうか装飾。
しかも、焼き物でこういう形のものを作れちゃう技術もすごい。
簡単に山梨県立考古博物館に展示されている土器や土偶を紹介しました。
展示品をじっくり見学していくと、あっという間に1時間くらい経ってしまうほど、縄文時代の展示品が充実している。
縄文時代が好きになったという方は、ぜひ!1度は訪れてほしい博物館です。