ねことメガネとアネモネと

古代史好きアウトドア好きな女が書きたいことを書くブログです

火焔土器は素晴らしい!!渋谷区にある國學院大學博物館に行って火焔土器を見学

火焔土器がどうしても見たいと思って、仕事中でも新潟県長岡市にある博物館『新潟県立歴史博物館』や『馬高縄文館』のサイトを見ては、行きたい行きたいとひとりブツブツ呟きながら仕事をしてた(てか、普通に仕事してろよ)

www.museum.city.nagaoka.niigata.jp

 

しかし、どこかの博物館に行ったとき、私の目に、國學院大學博物館のポスターが目にとまった。

そのポスターには、確か、火焔土器の写真が載っていた、はず。

それか、國學院大學博物館が気になって、サイトを見ていたら、火焔土器を発見した、そんな流れだったと思うが、それらを見て私は、國學院大學博物館に行けば火焔土器が見られる!というテンションになり、今日、日曜日の代休の日、電車にゆられ1時間15分ほどかけて、私は渋谷駅に降り立った。

というか、渋谷駅、めちゃくちゃ近未来みたいな駅に変化していた。

田舎からでてきた人間から見た渋谷駅は、次元が違い過ぎて驚いた。

半蔵門線で渋谷に着いたんだけど、ひとつ上の階に行くエレベーターが、「高速エスカレーター」みたいなのになっていて、それに乗ってみたら、私の身体が高速スピードについていけなくて、乗った瞬間、後ろにのけぞってしもうたもん(笑)

渋谷駅周辺の再開発、自分が学生時代のとき、ちょくちょく来ていたけど、180度以上に変わってしまったね(いい事なんだけど)

 

國學院大學博物館に到着

渋谷駅から徒歩20分ほど。

金王八幡宮のとなりを歩いて、坂などを上がったりしていたら(渋谷も坂が多い街だなと思った)、右手に國學院大學、左手に國學院大學博物館が見えてきた。

國學院大學博物館の入り口

入場料は無料で、誰でも入れます。

museum.kokugakuin.ac.jp

 

これからポチポチと見てきた展示について書いていくんだけど、國學院大學博物館は、めっちゃ考古学資料が多い!大学の博物館だなと思った。

いや、自分、まだまだいろいろな大学博物館を見たことがないだけかもしれないけど、旧石器時代の石器から、土器、土偶、古墳時代の出土品から埴輪まで、いろいろな種類、数の展示があって、そんな大きくはない博物館だけど、案の定、1時間ちかくは、ひとり博物館内をウロウロしていた。

 

入り口のすぐ近くに展示されている火焔土器

火焔土器は、新潟県の信濃川流域(中流域から上流域あたり)で多く出土する土器である。

土器の形状から「火焔土器」と呼ばれ、「火焔型土器」という土器型式標識土器となった(>>馬高縄文館から

かの有名な岡本太郎も「なんだこれは!」と言っちゃうほどの形。

私も、國學院大學博物館の火焔土器を見て、おわ~!すごい!と、ほぼ誰もいない博物館内で声が響いてしまった(たぶん)

 

その前に。

國學院大學博物館の常設展示は、考古展示室と神道展示室とあり、考古展示室は写真OKだけど、神道展示室は写真NGである。

ということで、考古展示室でバシバシ写真を撮ってきてしまいました。

 

まず最初は、いちばん見たかった火焔土器。

ミュージアムショップでおじさんがレジのおねえさんに、とある書物は複製か?と、聞いていたりしていたけど、私も最初見たとき、この火焔土器は複製か?と思ってしまった。

が、学芸員さんいわく、複製ならちゃんと展示品のとなりに複製と書いてありますから!と力強く言っていたので、考古展示室にある展示物は、ほぼ複製ではないと思われる。

なので、この火焔土器は長岡市から出土した、本物の火焔土器である(本物の火焔土器っていう言い方もアレかな)

火焔土器

すごい!!燃え上がるような装飾。

そりゃあ、岡本太郎も、芸術は爆発だ!って言っちゃいますよね!(全く関係ない)

火焔土器

ガラスケースに入れられているため、自分の姿が反射してつらい。

なるべく自分の手などが入らないように、いろいろな角度から写真を撮ってみようとしていたけど、無理なものは無理。

でも、この火焔土器のすごさが伝われば・・・!

火焔土器の装飾

火焔土器は、縄文時代中期の土器。

縄文時代中期の土器といえば、長野県や山梨県、関東の西側で多く出土される『勝坂式土器』や『井戸尻の土器』など、土器の造形美というんでしょうか?さまざまな土器たちが活躍していた。

azu-simple-diary.xyz

その中のひとつと言ってもいいんじゃない?の火焔土器。

本当にすごい!しか出てこん、この装飾。

どうすれば、こんな形、思い付くんでしょうかね?

ホント、それが知りたい。

ここの渦巻きみたいな模様も整ってる

底のほうに続く文様も、違和感?なく装飾されていると思う

いや~、この火焔土器の前で、どれくらいの時間、ジロジロ見ながら、写真を撮っていたか。

もうすぐ冬になっちゃうけど、春になる頃に、できれば長岡市に行って、火焔土器まみれになってみたい。