ねことメガネとアネモネと

古代史好きアウトドア好きな女が書きたいことを書くブログです

会社で一緒に働いている人が急に亡くなった話

ここのブログでもちょくちょく登場していたМさんが、先週の月曜日あたりだと思うけど、自宅で亡くなっていた。

死因は、自殺らしい。

会社では、退職という理由で会社を辞めたという感じになっているけど、親しかった人たち数人には、亡くなったことが伝えられた。

 

火曜日、会社に出勤したら、早番のМさんが出勤していなかった。

なにか連絡来ているのかなと、メールを見てみたけど、何も連絡がない。

遅れて出勤してきても、10分か長くても30分だったМさんが、まったく会社に出勤してこない。

これはおかしいと思って、私のスマホに登録してあるLINEに連絡してみたけど、使われているような感じはしないアカウントで、スマホを新しく買い直したときに、何かアカウントを変更したんじゃないかな?なんて思ったけど、とりあえずそこに「どうした?」みたいに入れてみたけど返事はなかった。

10年以上一緒に働いてきていて、無断欠勤なんてしたことなかったМさんだったから(遅れても連絡は必ず来ていた)、これはヤバいことが起こっているんじゃないかって思い始め、社員の人とみなで、派遣会社から連絡してもらうようにした。

が、Мさんとは連絡がつかなった。

 

ここのブログでも書いていたけど、Мさんはここ最近、お金関係に悩んでいた。

相談というか、カミングアウトされたのは、今年の始め頃。

自分の持ち物をメルカリなどに売ったときに、金額が40万円にもなってしまい、それが副業として、派遣会社にバレてしまうんじゃないかっていうのを、ものすごく心配しているというのを聞いたのがきっかけだった。

私は「バレてなにかあるって、そんなのわからないし、もしバレたときには、事情を話せばなんとかなるでしょ?」と、起こるか起こらないかわからない出来事を、心配しても仕方がないと言った。

むしろ、いらないものというか、お金に困っているなら、そういうのを売れるだけ売って、生活費の足しにした方が良いと言ったと思う。

スマホ代も、安くして、少しでも手元に残るお金を増やす方が良いとも言った。

 

しかし、Мさんは、断固として聞かなかった。

自分はスマホしか持っていないから、携帯のギガ放題みたいなプランじゃないとダメだし、スマホも分割支払いで、携帯代と一緒に払っているという。

他に、買い物依存症が治らず、リボ払いの支払いがかさんで、毎月の支払がすごいことになっている、けどクレジットカードが使えるからクレカで支払って生活していると言っていた。

めっちゃあかんやつやん!!と思い、節約というか、固定費やらなんやら改善していかないとダメだよと、私は言った。

何回か言っても、人のことは聞かず、そのくせ、生活がヤバい危ないという始末だった。

 

Мさんは、両親もおらず、親戚もどういう付き合いなのか、友達もいるのかどうかわからなかった。

将来を悲観し、頼りになる人もおらず、仕事はない日は、ひとり部屋で、落ち込んでいたんだろうと思った。

平日は仕事で、イヤなことを忘れていられていたかもしれないけど、休みの日、どこにも出かけないで、汚い部屋で(発見された当時、ものがごちゃごちゃビッシリだったらしい)ひとりポツンと過ごしていたら・・・そういう気持ちというか思いになってしまうかもしれない。

頑固なところがあったが、考え方も頑固で、もしかしたら、リボ払いの借金なども、世間から見たら、そこまで大した事がない金額だったかもしれない。

が、本人的には、人生を絶望してしまうほどの威力があったかもしれない。

 

いろいろできる限りのことはやってあげれば良かったとも思うけど、Мさんの性格も、ある意味、損していた性格だったなとも思える。

本人が決断したことだから、他人があれこれ思うのやめようと思う。

 

お金って使うときは一瞬だけど、貯めたり補修したり?なんらかの修復が必要となったら、使うときより、断然時間がかかる。

悩みを友達などに打ち明けたら、その友達からのアドバイスなどは、謙虚に素直に聞き入れたほうが良い。

あと、お金の使い方は大事、計画的に貯金などはしていかないと、あとあと痛い目に合うということがよくわかった。

 

会社の席で仕事をしていると、ふとМさんが出勤してくるんじゃないかっていう感覚が起こる。

これが、まだ実感が湧かないということなんだろうなと、初めて経験した。