どんなタイトルだよ、これ。
夕飯など作るときによく、デリッシュキッチンというアプリを見ながら料理をするのだけれども、そこに「丸めないたこ焼き」という料理がある。
たこ焼きと言われたら、コロコロ丸い形の、茹でタコなどの入った食べ物を思うかもしれないが、この丸めないたこ焼きは、その名の通り、コロコロと丸めない。
丸めないかわりに、半分に折り畳むのだ。
たこ焼き器なんかなくとも、卵焼き用のフライパンがあれば、丸めないたこ焼きはすぐできる(すぐできるは大袈裟だが)
ある日、スーパーに買い物に行ったとき、鮮魚コーナーをふらついているときに、おわ!タコが安い!!と衝撃を受けたら、たいてい、丸めないたこ焼きを作る(それかタコキムチ、最近タコキムチに飽き気味だったせいか)。
たこ焼きの粉は、1回で使い切ることはなく、今ところ今持っているたこ焼きの粉は、半分くらい残ってて、3回、丸めないたこ焼きに使われた。
衝撃を受けたタコを茹で、粉と水と卵を混ぜていざ焼こうとしたときに、紅しょうががないことに気がついた。
「小分けのキムチならある、これを微塵切りにして、たこ焼きに入れよう」と思い付いた。
茹でたタコを、たこ焼き器に入れるごとく細かく切り、キムチも微塵切り、セブンプレミアムの揚げ玉を少々、ネギとかは用意するのが面倒なんで、いまある材料で勝負する(何に対してか)
ここでふと思った。
料理研究家の人や、料理が趣味という人、料理するのが好きなんだ〜みたいな人などなどが作るレシピを見ていると、料理ド下手な私からしたら、よくもまあ、こんなにレシピが思いつくもんだと、常々強く思う。
しかし、いま自分も似たようなことをしようとしている。
『紅しょうががないからキムチを入れてみようかな』
いやね、料理できる人や、たこ焼きはキムチ派です!っていう人たちからみたら、そんなの普通じゃね?って思われていると思う。
しかし、最初で言ったように、私はほぼ毎日、料理アプリをみながら料理をする人間である。
料理がド下手な人間だ。
そんな人間が思い付いた材料の代替え品、キムチのキの字も、何も思わんかったら、キムチ入れようなんて思わんだろうし、冷蔵庫にあるキムチに目がいかんかったかもしれない。
とりあえず、アプリを確認しつつ、材料を順番に、卵焼き用のフライパンに入れていく。
ある程度焼きあがってきたら、さらなる問題が発生する。
このたこ焼きは、丸めない代わりに、2つに折り畳むのだ。
毎回私はそこで失敗する。
たぶん、たぶんだが、フライパンが悪い(キッパリ)
しかし、今回はどうだろう。
おっ…!上手く半分に折り畳むことが出来た、
タコも茹でたあと、ちゃんと水気がきれていたのか、ベチョベチョになってない(フライパンのせいではないのが証明された)
それに、キムチをいれたことによって、ベチョベチョになるかと思いきや、そんなことナッシング。
見た目が上手に出来た「丸めないたこ焼き」は、会社で食べるお昼になった(味は美味いに決まっている)
会社で、お昼の時間になり、休憩室で丸めないたこ焼きをレンジで温めて食べる。
「う…ッ、うまあああ〜!!」
顔と声には出さないが、美味い…やっぱりたこ焼きは美味い。
しかし…お弁当の見た目は最悪である。
家から持ってくるとき、こんな弁当を持ってくる人なんかおらんだろと思ったが、そんなことを気にすることが無駄であり、お腹に入ればなんでもよし(会社でお茶漬けを食べていた私が言う)
また、タコの安さに衝撃を受けたら、丸めないたこ焼きを作ろう。
あ、ちなみに、紅しょうがの代わりに入れたキムチは大成功だった。
もうちょい甘めのキムチでも良かったかもな。