新潟に旅行をしに行ったときに、魚沼産のコシヒカリ2キロを買って帰ってきた。
いま思えば、米2キロを、配送せずに、そのままお土産として持って帰ってくるという、けっこう無謀なことしたもんだなと思うけど、そろそろこのお米を炊いてみようということになった。
我が家で炊飯といえば、電気の炊飯器で、ご飯を炊く。
キャンプでは、メスティン(飯盒)で、何回かお米を炊いたことがあるけど、土鍋そしてガスでお米を炊くというのは初めてだった。
メスティンで、お米をどのようにして炊けばいいか、順番?お米の下ごしらえ?みたいなのはわかっていたが、土鍋は初めてだけど、順番自体は、メスティンと変わらない。
しかし、お米って、本当に時間がかかる食べ物ですよね。
我が家にある土鍋は、ひとり用の土鍋しかない。
ひとり用の土鍋だけど、1.5合くらいいけるんじゃね?みたいな気持ちになり、よしそれで炊いてみようじゃないか、ということになった。
私より相方のほうがなんだかやる気のようだったので、全部彼に任せてみた(スマホを見ながら、お米の下処理をし始める人)
今日になっていきなり「俺、土鍋のご飯食べたいから、あずはメスティンで炊いたご飯を食べてよ」と言われた。
ええ!?ワシは、土鍋のご飯じゃなく、メスティンなの??
まあ、それでもいいけどと思って、どんな風に土鍋で炊かれていくのか、興味本位でチラチラ野次馬のように見ていた。
すると・・・なんだかポップコーンのような臭いがするではないか。
良い表現でいえば、ポップコーンの臭い、たぶん悪い表現でいえば、焦げている、である。
「あー、なんか焦げている臭いがする」と相方。
いまさら気が付いたか、みたいな気になったけど、それも土鍋で炊くご飯の愛嬌っていうもんじゃないか。
いまこのブログを書いているときに、土鍋のご飯は蒸らし中である。
私のメスティンはというと、固形燃料に火がうまく付いていなかったせいで、土鍋より出遅れてしまった。
メスティンの場合、固形燃料が完全に消えたら、蒸らしの合図である。
そろそろいいかなと言うので、土鍋の蓋を開けてみた。
ポップコーンの臭いがしていたが、はたして土鍋の中は大丈夫なのか・・・
ジャジャーン♪♪
お米の艶感、お米の硬さ、なにをとっても申し分ないほどの出来栄えじゃないか。
しゃもじで炊きたてのお米をまぜてみる。
ん?下の方がなんだか硬い。
メスティンでも、よくおこげができる。
土鍋でも、もちろんおこげができるときがあるが、それも土鍋炊飯の醍醐味?ではないだろうか。
焦げているからダメ、じゃなくて、これはこれで大成功である(真っ黒でなければ)
では、私のメスティンはどうなったかな?
土鍋のとなりで、お肉を焼いていたから、コンロ台が油でテカテカである。
コンロ台、油まみれやん・・・と、ちょっとげんなりしながらも、固形燃料の火が終わるのを待っていた。
洗い物をしていたら、固形燃料の火が消えていた。
ここから10分の蒸らしである。
最初、固形燃料の火がついていると思い込んでいたいたんだけど、気が付いていたら固形燃料に火がついていなくて、再び、固形燃料に火をつけてみたら、燃料の入っているカップに火がついていたようで、若干黒い煙も出ていた。
固形燃料だったから、大惨事みたいなことにはならなかったけど、部屋の中で火を使うときは、気をつけましょう。
ダイソーのポケットストーブでも、十分、メスティンでお米が炊けます。
10分経過したので、メスティンの蓋を開けてみる。
相変わらずおこげができるメスティンだけど、メスティン炊飯は大成功である。
では、味のほうは・・・おおおーーー!!ちょっと硬めに炊けちゃったけど、美味い!!お米の味が全然違う!!
お忘れになっているかもしれないが、魚沼産のコシヒカリを炊いたのである。
電気炊飯よりも、やはりメスティン炊飯、土鍋炊飯は美味い、美味すぎです。
でも、手間がかかる、その手間が嫌ならば、電気炊飯でお米を炊こう。