ねことメガネとアネモネと

古代史好きアウトドア好きな女が書きたいことを書くブログです

笹谷窯と古民家カフェ・夜麦(2022年10月16日の日記)

6時20分ごろ布団から出た。

今日は、母親が行きたいといっていた、千葉県にある窯へ行く予定。

昨日、LINEで、8時頃に行きますと送っておきながら、8時40分に実家に着くという、どんだけ、家でのんびりしながら準備していたヤツか。

 

車を運転しているとき、急に尿意をもよおしたくなるときあるじゃないですか。

最近、そういうことが少なくなってきた私だったけど、今日はひどかった。

「ヤバいッ!!これはヤバい!!はよ、トイレに行かないと、人生終わる!」

と思いながら、お腹に力を入れ、運転席で身体を斜めにしながら運転していた女がひとり、そこにはいた。

コーヒーと寒さと運転のトリプルパンチで、私の膀胱はやられました(しょっぱなから、汚い話ですみません)

 

実家について、トイレを借りる。

母親は、すでに準備万端のようで、すぐ千葉県の鴨川市へと向かった。

母親が行きたいと言っていた窯は「笹谷窯」という、千葉県鴨川市にある小さな窯。

www.sasayagama.com

陶芸体験もできる窯で、それは事前予約が必要なのだが、陶芸体験もしないし、普通に作品を買いにいきたいと思っていたから、予約や電話もなにもしないで行った。

笹谷窯は、山の中腹というか、山の上というか「本当にこんな場所に、窯があるのかなあ・・・」みたいな、ちょっと不安になる場所にあった。

一応、一般道には看板が立っているのでわかりやすい。

が、看板が立っている場所から入ると、車1台やっと通れるような細い道があり(運悪く、車1台とすれ違って、来た車をよけようと左によったら、危うく崖の下に落ちるかと思った)それくらい細い道で、しかも登りの傾斜がかなりある道であった。

笹谷窯は、駐車場もあるみたいなのだが、たぶん3台くらいしか停まれない小さなスペースで、しかも、若干ぬかるみの、アスファルトで舗装されていない、砂利ではないが、ちょっと左により過ぎたら落ちる・・・そんなような駐車場であった。

 

10時半ごろ笹谷窯の駐車場に着いたのだけど、サイトでは10時からと記載があったから、窯も開いているかなとふたりで思い込み、駐車場から笹谷窯へと歩いていった。

駐車場から笹谷窯までは、まるで山登りに来たような、そんな道と傾斜が続いていた。

「本当にこんなところに、窯あるの??」と、ふたりで不安になる道を進む。

しかし、駐車場のすぐ隣に小さな看板があるので、間違えてはいないと思い、そのまま歩いていった。

駐車場のとなりにある笹谷窯の看板

山登りのような道を進んでいるので、景色がとっても良い。

その景色に癒されました。

笹谷窯に行く途中で見える景色

奥にあるのは千枚田かな?(鴨川に有名な千枚田がある)と思いながら景色を眺めた。

途中にある「笹谷窯」

登りの道を歩いていると、平屋のお家が見えた。

「普通に人の家じゃない??」

と、私たち不法侵入しちゃったんじゃないかなと思っていると、母親はズンズンと家のほうへ歩いて行く。

すると、ワンちゃんが大きな声で「変な奴らが来たぞ!!」という風に、警戒丸出しでワンワンと吠え出した。

すると、家の中から、ひとりの女性が出てきた。

「なにか・・・?」

と、私たちを不審がる女性。

そりゃあそうだわ、人の家の敷地に勝手に入っているんだもの。

母親が事情を説明すると、出てきた女性は、そうなんですか!と、家のとなりにあるカフェへと案内してくれた。

本当に、予約もなしにいきなりの訪問で、申し訳ありませんでした・・・

とても優しく、お人柄も良く、不法侵入者の私たちを、迎え入れていただきました。

(サイトを見たら、販売もお問い合わせくださいと書いてあった、本当にすみませんでした)

 

お家の隣にある「Café SASAYA」は、いまは休業中で、姉妹店の「古民家カフェ・夜麦(よもぎ)」は、営業している。

お腹が空きはじめていたので、お昼ご飯は、古民家カフェで食べることにした。

いまは休業中の「Café SASAYA」

作品を見せていただき、2点ほど、購入した。

そして駐車場まで戻り、古民家カフェ・夜麦へ行った(その前に道の駅に行ったのです)。

 

古民家カフェ・夜麦(よもぎ)

長狭街道(ながさかいどう)沿いにある「古民家カフェ・夜麦

数台ほど車が停まれる駐車場があり、坂道を歩いていくと、古民家が見えてくる。

古民家カフェ・夜麦

11時から営業のようで、金曜日から月曜日まで営業している。

中に入ると、なんと!!先ほど、笹谷窯でお会いした女性の方が。

「先ほどは、本当にありがとうございました」と挨拶をかわしつつ、古民家へと入った。

11時半ごろ着いたのだけど、ラッキー、私たちだけであった。

古民家カフェへ行くのは、奥多摩へ行ったとき以来だったけど、古民家カフェは良い。

なんとなく落ち着く。

涼しい風が家の中にはいり、のんびりと時間が過ぎていく、私たちは、リラックスしながら、ご飯とコーヒーを楽しんだ。

コロナ禍のため、席数はこれくらい

涼しい風が部屋の中に入ってくる

母親はナポリタン、私はドライカレーを注文。

ドライカレー

ドライカレーが大好きな私だけど、注文したい、でも辛かったらどうしよう、なんてグルグル悩んでいたけど、えーい!と意を決して、ドライカレーを注文した。

うん、私的には辛かった・・・お水、たくさん飲んじゃった・・・

しかし、このドライカレー、甘みを感じる。

美味しい!でも、辛い・・・でも美味しい!と、天使と悪魔で苦悩する人のように(どういう意味??)、ドライカレーを完食いたしました。

横からドライカレー

ご飯のあとは、美味しいコーヒーをいただいた。

「このマグカップいいなあ」と、笹谷窯で作られた(と思うんだけど)マグカップをマジマジと見ていた。

食後のコーヒー

母親は、ここ最近、陶器に興味が出てきたらしい。

「えー、もうちょっと早く言ってもらいたかったなあ」と、私は今年の始め頃から陶器にハマりだして、一時期、爆買いみたいなことをしていたが、私の懐がヤバい!と、我に返り、それ以降、陶器を買うのを、一時中止している。

 

楽しい食事を終え私たちは、「今日は本当にいろいろありがとうございました」とお礼を言い、鴨川市をあとにした。

私たち親子は、何か持っているのか、だいたい出かけ先で、人の縁みたいなのがあるような気がする。

 

明日の朝、笹谷窯で購入してきたマグカップで、コーヒーを淹れようと思う。