昨日の日曜日、母親が離婚後、大きな家でひとり暮らす弟の様子を見に行きたいと言いだし、弟が住む静岡県に行った。
台風14号が、沖縄・九州に近づく中、湿った空気の影響で、関東あたり(他もそうかもしれないが)大雨の大雨で、静岡県へと行く、東名高速道路は、めちゃくちゃ大荒れの天気だった。
特に雨が凄すぎて、神奈川県の秦野市あたりが、いちばん最悪だった。
大雨警報で視界不良、全力ワイパー意味なし、前の車の赤ライトを頼りに、ノロノロとみんな一列になって進むありさまだった。
弟の家に着くと、二階建ての一軒家に、男ひとり、弟の性格がにじみ出ている一軒家、几帳面で、きれい好きな男の性格が出ている家だった。
弟と母親が話すところを、私はただじっと聞いているだけだった。
母親いわく「もう少し我慢して、子供が大きくなったら離婚すればよかったのに」と、「離婚したいと思ったならば、相談してくれればよかったのに」などなどと、母親の立場というか気持ちから弟にいろいろ言った。
弟は「離婚したいと相談をすれば、反対されるに決まっていると思っていたから、誰にも相談せずに、自分で決めて離婚した」という。
母親は「私は反対なんかしないよ、あなたの人生だもの、ただ孫のことを考えると」みたいな感じにいう。
まあ、私も多少なりとは、母親が言うこともわかるし、まあ、弟の言うこともわかる。
個人個人の価値観というか、考え方があるから、多少、意見の食い違いみたいな、考え方の違いが出るのは当然だが(私も、え~そうなん?なんて、考え方の違いみたいなのは感じるけど)、最後の最後で、当然のように出る言葉としては「これは弟の人生、好きなように生きればいいと思う」。
でも、子供がふたりいるから、子供のいない私としては、なんとも言えないとこがあるのだけど、でも、そこも弟がどう考えていようとも、母親が孫について言えども、弟がどう考えるか感じるか、それも本人しだいになってしまう。
こんな一軒家でひとり住むなんてと、私は、ネガティブな感情を抱いて最初思っていたが、だんだん「一軒家にひとり住むという選択も、別にありっちゃありか。買い物や仕事場も自転車で行ける距離だし、部屋を持て余すのは、家にとって可哀そうだけど、素敵なデザインの家だし、別に気にすることもないのか」と、ポジティブな気持ちになった。
雨も上がり、いまが帰宅のチャンス!というときに、弟の隣のお家を見た。
弟が家を建てたばかりのときにも、弟の家を訪ねたときがあったが、そのときのお隣の家は、2階や玄関前など、着飾って、家族楽しそうな家だなあと思っていたが、いまは玄関前の草はボウボウに荒れ放題、ドアの前には、雑誌か新聞かなにかの印刷物が大量に放置され、2階の部屋のカーテンは閉まってあるが、どう見ても、人が住んでいるのかどうなのか、不明な家に変わっていた。
母親が、隣の家ってなんでこんな荒れているんだと聞いてみたら、お隣さんも離婚をしたらしく、いまは旦那さんひとりで、この家に暮らしているという。
「君と同じやん!!」と言ったが、弟いわく、自分はこんな暮らしはしないようにしよう、ちゃんと家をキレイに管理し、きちんと生活していくと、お隣さんを反面教師と捉え生活しているんだ、という。
私は「こんなことって、あるもんだろうか・・・お隣さん同士、同じ境遇になっていたとは・・・」と思った。
母親は、帰りの車の中で「あいつは、プライドが高い、私のじいちゃんに似ている」と、いろいろ言っていたが、私はとりあえず、弟は弟なりに考えを持って生活しているようで、元気そうでなによりだったと思った。
弟の家から車で30分ほどのところにある「元祖浜松餃子・石松餃子」でランチをした。
5月に静岡に行ったときも、浜松餃子のお店に連れてってもらったけど、なんで餃子ってバキュームのように食べられるのか不思議。
石松餃子では、餃子20個定食を注文した。
母親が周りの席で、餃子とビールを注文している客が多いことに気づき「なんで、餃子にはビールなんだろうね」と言っていた。
たしかに、お酒のCMを見ていると、お酒のお供に、餃子を食べているシーンが多いことに気づく。
石松餃子は、県外からも多くの人が訪れる餃子のお店で、お昼時になると1時間以上待つのは当たり前のようである。
餃子はね、飲み物だよ。