母親とコストコから家に帰る途中、休園中のディズニーランドとシーはどうなっているのかという話をしていた。
母親は、
「ずっと休園中で、アトラクションの人形や施設には蜘蛛の巣だらけなんじゃないの?」
なんて言うが、私は、
「あのディズニーだよ?休園中でも人が何十人か中で働いていて、メンテナンスしているに違いないよ、そんな蜘蛛の巣や、キャラクターの塗装が剥げたりさ、そんなことさせないに決まっている!」
と、休園中のディズニーについて、いろいろと憶測を立てる親子なのであった。
父親と別居して、そして父親が亡くなってから、こうやって親子2人で出かけることが多くなった親子である。
ディズニーは休園中、中はいったいどうなっているんだろうか。
私の仮説が正しいに決まっている。
コロナウイルスによる新しい生活様式として、絶叫系のアトラクションで、大きな声は出さない、しかもマスクをつけてと見たときは、私は、おい生殺しかよ、と思った。
私の場合、絶叫系アトラクションは、絶対に声がでるし、しかも常に人より多く空気を吸っていないと不安なタイプだ。
ジェットコースター系なんか、常に叫んでいて、アトラクションが終わったあとの体力消耗が半端ないし、喉も痛くなる。
としまえんが、何ヶ月ぶりかにオープンして、ジェットコースターに乗っている人の映像が出ていたが、みなマスクをしていた。
ジェットコースターの向かい風にやられて、マスクがピッタリと口のまわりに貼りつかないのかどうなのか、それが気になった。
声も出せない、マスクで息も出来ない、コロナウイルスのせいで、私は絶叫系アトラクションを卒業することになりそうだ。
せっかく、ディズニーランドのスペースマウンテンくらいは楽しめるようになったのに。
ところで、お化け屋敷も、三密を防ぐために、お化けたちはきっとお客さんには近づくことができまい。
2メートル以上離れたところから、人をワー!と驚かすのだろうか。
本物のお化けなら、三密なんか関係ないのに、なんか面白い。
暗い中、遠くからワー!と驚かしているお化けを想像すると、なんだか可愛くも思える。