火曜日の朝の4時半、ドライヤーが壊れた。
火曜日は早番で、朝4時に置き、いつも通りに顔を洗い、寝癖を直すために髪の毛を濡らし、いざ髪の毛を乾かそうと思い、ドライヤーのスイッチを入れたら、ぶうぅんと発しながら、動かなくなった。
「え!?え!?」
と、目の前の現実を受け止めるまで時間がかかり、洗面所の電気が付いているのに、え?停電?なんて言っていたり、ドライヤーのスイッチを何度も何度も入り切りしながら思った。
「オレの髪の毛、めっちゃ濡れてるんですがっ!」
まさか・・・自然乾燥!?マジかよ!と思ったけど、家を出るまで1時間くらいはあったし、私の髪の毛はショートボブなんで、正直、自然乾燥でも、とりあえずは、何も問題はないと思い、櫛で髪の毛をとかしたあと、濡れた髪の毛を放置していた。
でも、頭が寒いなと思うから、温風の出る暖房器具を付けて、髪を自然乾燥させて乾かした。
ひとり暮らしをしているときからお世話になっていたドライヤー。
ついにここで、さようならのときが来た。
燃えるゴミの日、壊れたドライヤーを袋に入れ、ゴミ捨て場に捨てた。
その日の仕事帰りのとき。
家からいちばん近いショッピングモールに行き、電気屋さんで新しいドライヤーを買ってきた。
家を出るとき「1万円くらいするドライヤーがいいかな」なんて意気込んで家を出たけど、いざ電気屋さんでいろりろなドライヤーを物色しているとき、あることに気がついた。
「スペックの高いドライヤーにすると、消費電力が高い・・・」
ここ最近、電気代が上がっているから、そこらへん気になるところではある。
風量や、マイナスイオンなど、温風プラスアルファで、いたせりつくせりのドライヤーが手に入るが、同時に、消費電力が高く傾向があるとドライヤーを物色していて思った。
「うむー・・・1万円くらいのドライヤーはいいや、5000円くらいの、このドライヤーでいいや」
と、ネットでもそれなりに評価の高かった5000円のドライヤーを購入してきた。
家に帰り、さっそく風呂上りにあとに、買ってきたドライヤーを使ってみた。
いちばん上にある「ターボ」モードにして髪の毛を乾かしていたら、あまりにも風量がターボ過ぎて、ドライヤーをあてる角度がなかなかうまくいかず、耳がやられるッ!と、ターボモードは諦めた。
その次にある「ドライ」モードで髪の毛を乾かしていたら、風量はターボモードよりは少ないものの、ちょうど良い温風で、しかも、すぐ乾く(私の髪の毛はショートボブ)。
髪の毛を乾かしたあと、髪の毛を触ってみたら、なんだか髪の毛がサラサラになった気がする!てか、サラサラになっとる!!と、驚いた。
ほぼ10年前に買った2000円くらいのドライヤーから、5000円程度の新しいドライヤーを買い替えたくらいで、このサラサラ感!
「なんだ~、ドライヤーを買い替えるだけで、こんなに髪の毛って変わるんだ~」
と、初めて知った。
というか、ドライヤーって、なかなか壊れることのない家電製品ベスト5くらいに入りそうな家電だと思っている私である。