ねことメガネとアネモネと

古代史好きアウトドア好きな女が書きたいことを書くブログです

雪と天気予報、未来予測の難しさ

2月10日の天気予報は、雨のち雪。

私の住んでいる千葉県は、1月6日に降った大雪と同じくらい(若干少ないかな)の雪が降った。

11日、祝日だけど仕事に行かなければならなかったので、外出した。

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駅まで行く道

今回の天気予報で私は「前回ほどそんな雪は降らんだろう」と思っていた。

が、10日の夜、窓から外を見ると、大粒の雪がたくさん降っている。

これはまずいな、と思いながら、その日は寝たのだけど、朝起きて、また窓から外を見てみると、え?ここは雪国?みたいな景色に変わっていた。

 

なんで、前回ほどそんな雪は降らんだろうと思ったかというと、テレビで放送されていた、雨や雪が降る範囲の予想図を見て、素人なりにそう思った。

その天気予想図では、内陸ほど大雪になり、沿岸部ほど雨またはみぞれ予報だったからである。

千葉県は沿岸部?な県(勝手な思い込み)だと思っていたから、この水色範囲なら、今回は雨だなあ~なんて、勝手に解釈していた。

が、朝起きてみると、この通り、大雪だった。

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いつも見ている畑も雪に覆われる

電車に乗って、会社近くの最寄り駅に着いたとたん、え??雪なくね?みたいな、千葉と東京、こんなにも違うの?と、驚いた。

雪はさほど積もっていなかったが、代わりに地面にある水が氷るアイスバーンになっていたので、それはそれで恐ろしいことになっていた。

 

前回の大雪の経験をふまえて、都心のありとあらゆる交通機関は「計画運休」というのを実施していたと思う。

特に、大きな影響が出るであろう「高速道路」。

主な首都高速道路は、入り口を閉鎖して、計画運休ならぬ、計画閉鎖をしていた。

しかし実際雪が降ったあとを見てみると、まったく積もっていない。

はたから見れば、計画閉鎖は空振りと終わった、ということになる。

 

ここから私が毎回、こういうことが起こるたびに思っていることなのだが、私自身、やはり未来予測というのはいかに難しいか、と思わざるを得ないということである。

天気予報はいちばん精度が高い未来予想と、むか~しどこかの記事で見たことがある。

ここ何年、災害も多い日本だけど、そのたびに避難勧告や津波警報、天気でいえば警報、注意報が発表される。

 

さきほどヤフーニュースのコメント欄に、空振りはやめてほしい、論理的に精査?して発表してほしい、的なことが書いてあった。

そう思うのはわからなくもないが、日本で起きている数々の災害を思い返して、そろそろそういう考え方を改めたほうが良いような気がする。

天気予報がよく当たる未来予想といえども、100%では必ずしもないわけで、あくまでも予報。

災害についてでもよく言われることだが、結局は自分判断、で生きていかなければならない。

 

高速道路が閉鎖されたからって、そこに文句を言っても仕方がない。

電車が計画運休をしたからって、そこに文句を言っても仕方がない。

公共的なものは、人ひとりに対して行っているわけではなく、利用するすべての人に対して、安全を考慮して考えられるわけである。

だから、空振りしても上手く成功しても、利用するすべての人に対して、効果はあると思う。

 

この日私は仕事に行けたわけだけど、仮に、地下鉄が計画運休をしていた、けど雪なんかそんな降ってないじゃんと思って、地下鉄会社に文句を言うかって、言うわけない。

そのことは、利用するすべての人に対しての安全を守ったわけで、私も守られた人のひとり、しかし結果は空振りだったけど、守られた私、こういうときもあるよね、と寛大にならなければならない。

 

というか、たいてい、こういうことが起こるときに文句を言う人って、何が起きても文句や不満を言うと思うよ。

 

東京から千葉へ行く電車の景色がまるで、都会から雪国へと行く列車のようだった。

東京と千葉、隣り合わせの都と県だけど、こうも天気が変わるだなんて、面白い。