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面白い本に出会った【これから文章を書こうと思っている人へ】

面白い本に出会った。

 

たまに観ているYouTuberの人がおすすめしてた本で、ならば私も読んでみようと購入して読んでみたら、自分のツボだった。

読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術

読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術

  • 作者:田中 泰延
  • 発売日: 2019/06/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

どこらへんがツボなのかというと、文章がツボだった。

本の内容もフムフムと勉強になるとこはたくさんあるのだけど、それよりも書かれている文章が面白いし、ツボで好き。

 

kindleでいう「位置No.340」ここが実物の本でいう何ページ目なのかは不明だけど、私がツボにハマった文章の一例を紹介。

「随筆」とはなにか。わたしは、文章教室の講師などを務めるとき、かならずこの質問を生徒さんにする。

ーー以下省略ーー

だいたい生徒からは、「好きに書いた文章?」「思ったことを書くこと?」などという疑問形で答えが返ってくる。これらは、2つの点で間違っている。まず、定義が曖昧すぎる。次に、質問をしたのはわたしだ。

 電車の中で、ぷぷッと笑ってしまった。

でも、マスクをしているからまわりには気づかれていない、はず。

 

この本の文章を読んでいたら、土屋賢二を思い出した。

ツチヤさん元気かなあ(知り合いじゃないけど)と、アマゾンで新しい本を出していないか検索したら、今年1冊文庫を出していた。

日々是口実 (文春文庫)

日々是口実 (文春文庫)

 

ツチヤさんのエッセイ集はほとんど読んだ、と思う。

電車でニヤ笑いしたこともあったし、家で声を出して笑ったこともあった。

しかし、ツチヤさんもだんだんお歳を増してきて、本の中では、いつの間にか勤めたいた大学を定年退職していた。

たぶん私の母親と同じ歳かな?とも思う。

 

そのツチヤさんと今回購入したタナカさんは私の中では似ている。

私の中ではね。

 

この本の中でグッときたところをいくつか紹介。

難しいのは、反響には「けなす」だけではなく「ほめる」もある点だ。だが、ほめてくれる人に、「また次もほめられよう」と思って書くと、だんだん自分がおもしろくなくなってくる。いずれにせよ、評価の奴隷になった時点で、書くことがいやになってしまう。

他人の人生を生きてはいけない。書くのは自分だ。

 

深夜、暗い部屋で腰の痛みに耐えながらキーボードを打って、自分で書いたものに自分で少し笑う、それが「書く人」の生活である。 

まだまだ紹介したかったけど、文字数がすんごく多くなりそうなのでここまで。 

 

有名人、芸能人じゃない、全くの一般人の私のブログなんて読まれるわけがない。

このブログも誰の役に立つ文章かと言えば、全く役に立っていない。

でも、なんで書くのかと聞かれたら、文章を書くのが楽しいから、自分の文章を読んでてひとりで笑えるから。

 

このひとりで笑える文章を、誰か見ず知らずの人に偶然拾ってもらえたら、それはまた何かの縁か、物好きな人なんだなと思う。

 

これから文章を書こうと思っている人へ(私も含め)おすすめの本。

ツチヤさんもおすすめ。