古代史のひとりごと
先日、ヤフーニュースを見て驚いた。 日本最大規模の円墳「富雄丸山古墳」から、2メートルにもおよぶ蛇行剣と、盾形銅鏡が発見されたのだ。 盾形銅鏡なんて、見たことあります?? 銅鏡といえば、丸い形をしたものしか見たことがなかったのだけど、今回発見…
東京国立博物館の常設展示に行って、埴輪を見てきた。 東京国立博物館に展示されている埴輪は、人物埴輪、形象埴輪、動物埴輪など、いろいろな種類の埴輪が展示されている。 その中に、重要文化財『埴輪・腰をかける巫女』という埴輪がある。 埴輪の歴史をち…
東京国立博物館の常設展示を見学していたら、そういうえば、ここにあったんだ!と感動し、小走りにその感動した展示物を見てきた。 それは、江田船山古墳から出土した金銅製飾履である。 先日、かみつけの里博物館に展示されている金銅製飾履の記事を書いた…
東京国立博物館の常設展の「日本の考古」では現在、重要文化財の「埴輪・盛装女子」が展示されている。 埴輪・盛装女子は、群馬県伊勢崎市豊城町横塚出土、古墳時代6世紀ごろの埴輪。 女性の埴輪は、たいてい半身像が多いのだが、この埴輪は珍しく全身像な…
10月に、奈良県にある「橿原考古学研究所附属博物館」に展示されている、藤ノ木古墳の出土品を見学してきた。 藤ノ木古墳は、法隆寺の近く、斑鳩町にある円墳で、未盗掘の古墳。 赤く塗られた石棺からは、たくさんの副葬品が出土したことでも有名である。 …
先日、群馬県高崎市にある「かみつけの里博物館」に行ってきた。 かみつけの里博物館のとなりには、5世紀から6世紀ごろに造られた古墳「保渡田古墳群」がある。 群馬県は、いまではグンマーなんて言われて、面白がられるというか、未開の地みたいに、いろ…
茨城県美浦村にある国指定史跡「陸平貝塚」に行ってきた。 陸平と書いて「おかだいら」。 土偶を読むだったかな?どこかで陸平貝塚のことを読んだとき、陸平貝塚は「日本考古学の原点」と言われている貝塚だと知り、これは行かねば!と思って、家から1時間…
奈良県明日香村にある有名な古墳のひとつ「高松塚古墳」がある。 高松塚古墳が、有名な理由のひとつに、石室の壁画があげられると思う。 高松塚古墳の石室の壁画には「飛鳥美人」と言われる女子群像、男子群像、石室の天井には、星宿図、玄武、白虎、青龍、…
まだまだ国立歴史民俗博物館の常設展「先史・古代」の話です。 縄文時代の人のマネキン、土偶ときたら、そりゃあ「土器」に決まってんだろう~みたいな。 この土器展示に、私は、とても感動した。 「わかりやすい!!全国の有名な土器を並べたこの展示、わか…
山田寺(やまだでら)って、ご存じでしょうか? 山田寺って、どこにでもありそうな名前だけど、すごいお寺なんです(ありきたり紹介) 奈良の明日香村にある「飛鳥資料館」に行った。 www.nabunken.go.jp 飛鳥資料館の奥にひっそりと展示されている山田寺の…
「土偶を読む」という本の中で紹介されていた「山形土偶」の話を、ここのブログで書いた。 azu-simple-diary.xyz 国立歴史民俗博物館の常設展「先史・古代」を見学していたとき・・・いた!! いたのだ!!山形土偶が!! 国立歴史民俗博物館で展示されてい…
水曜日、日曜日出勤の代休日として休みだった。 会社の人から「いま歴博(国立歴史民俗博物館)で、加耶展やっているよ」という情報をいただいたので、フラッと歴博へ遊びに行った。 加耶展は、ものすんごく良かったのだけど、展示リニューアルをされた「先…
いきなり、マニアックなタイトルだけど、本当にその通りなので書きました。 「加耶展」は、千葉県佐倉市にある「国立歴史民俗博物館」で開催されている。 一般1000円(私はJAF会員割引で800円で見学できました)。 企画展と常設展、両方見学できる。 …
奈良県にある「橿原考古学研究所附属博物館」に行ってきた。 そこで、メスリ山古墳の円筒埴輪や、藤ノ木古墳の出土品などを見学していたのだけど、面白い展示品もあった。 銅鐸と聞くと、弥生時代のものと思い浮かべる人も多いのでは? 銅鐸は、簡単にいうと…
2泊3日の旅行で、奈良に来ている。 その旅行の目的のひとつ「メスリ山古墳の円筒埴輪を見る」というのがある。 見てきた!!円筒埴輪!! めちゃくちゃデカい!!本当に、こんなの古墳にあったのかよ!っていうくらい大きい。 少し言葉が悪いようですが、…
東京都埋蔵文化財センターの土器を見学していたとき。 縄文時代の土器だけではなく、弥生時代の土器、そして、古墳時代の土師器と須恵器、そして、奈良時代、平安時代と、旧石器時代から続く時代の流れを読み取れる展示構成なのだけれども、そこで、ちょっと…
8月の北海道旅行のとき、だて歴史文化ミュージアムで、文化庁が主催する「発掘された日本列島2022」展が開催されていたので、友達に頼み行ってきた。 www.bunka.go.jp そこには、長野県諏訪郡富士見町にある「井戸尻考古館」に展示されている土器、数十…
多摩センター駅と聞いて、何を思う浮かべますでしょうか? 「サンリオピューロランド」でしょうか? 舞浜と聞いて、東京ディズニーランドを思い出すのと一緒ですな。 こんな前置きは置いといて。 多摩センター駅は、京王線と小田急線、そして、多摩モノレー…
縄文時代の大発明というと、大げさだけど、土器の登場により、人々の生活は、グッと便利なものになった。 土器って、どこの誰が発明したのか、いまはもう確かめようがないけど、そのナゾが面白いですよね。 縄文時代と言われている土器は、はじめっから縄目…
いまだに「土偶を読む」を読んでいるのだけど、ハート型土偶に続いて、私は、山形土偶の第3章に、衝撃を受けた(ど素人の素人がなにを言う) この本、本当に面白いのでおすすめです。 土偶を読む――130年間解かれなかった縄文神話の謎 作者:竹倉 史人 晶文社…
この「土偶を読む」という本、すごいと思った。 「その発想はなかった」という気持ちで、電車の中で読んでいる。 土偶を読む――130年間解かれなかった縄文神話の謎 作者:竹倉 史人 晶文社 Amazon まだ「ハート型土偶」のところなのだけど、ハート型土偶とオニ…
夕ご飯を食べながら、こちらの動画を観ていた。 縄文時代中期、八ヶ岳の麓では、縄文文化が花開いていた。 先日、井戸尻考古館に行ってきたとき、さまざまな形や、不思議な文様が描かれた土器たちを見て、ついに長野の核心に来たんだな(言い過ぎ)と思った…
松本市立考古博物館に行ったときの写真を見ていた。 松本市立考古博物館には、縄文時代の土器や土偶、弥生時代の土器や石斧など、そして、古墳時代、平安時代へと続く、それぞれの時代の展示がある。 縄文時代の土器 縄文時代の土器 弥生時代の土器 弥生時代…
NHKだったと思うけど、先日、埼玉県日高市の特産品「栗」について放送していた。 観ていると、とっても大きな栗の実。 私は、こんな大きな実の栗を食べてみたいな、と思ったのと同時に、縄文時代の栗って、まあこんな大きくなかっただろうなあ、と思った。 …
先月、世界遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」を見学しに行ってきたのだけど、北海道の縄文遺跡群の見学最終日、垣ノ島遺跡のとなりにある「函館市縄文文化交流センター」へ行ってきた。 函館市縄文文化交流センターには、北海道唯一の国宝「中…
相変わらず、まだまだこの本を読んでいる。 縄文土器ガイドブック―縄文土器の世界 作者:井口 直司 新泉社 Amazon 私がいままで撮ってきた写真の中に、この本に掲載されている土器がないか探すのが、ほぼの日課になってきた(そんなに写真ないけど) この本の…
数年前からハマりだした「古代史」について、誰ともなく誰かに話したくなるときがある。 しかし、古代史なんか、誰ひとりとして興味あるわけないから、ただただここのブログで、ひとり語るだけである(それがブログっていうもんでしょう) 適当にダラダラと…
いろいろな縄文遺跡を見てきて、最近物足りないというか、土器を見ていても、ただの土器にしか目に映らなくなってきたので、土器についても勉強しなければ!と、つい数か月前にこちらの本を買った。 縄文土器ガイドブック―縄文土器の世界 作者:井口 直司 新…
縄文時代の面白さは、どこから来るんだろうと、ちょっと真剣に思ったあずです。 上高地へ行く前に、前乗りとして松本市にあるビジネスホテルに行った。 自分の家から車で行ったのだけど、長野に行くのに、100%利用する高速道路、それは「中央自動車道」…
8月19日から4日間、世界遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」を、北海道に住む友達の車に乗って、縄文時代の遺跡、博物館をめぐってきた。 天気にもめぐまれて、北海道は本当に良いところだなあ~なんて、晴れた青空を見ながら思っていた(冬…